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Canonキャノデ−トE


キヤノン最初の日付け入れカメラ

発売は1970年12月。日付けが同時に写しこめるカメラはキヤノンとしてはこれが最初である。今ではあたりまえのこの機能であるが、この時期は手動で日付けを合わせなければならなかった。
専用のキャノライトDをつければ暗いところでは自動的に光ってくれるという当時としては画期的な機能を備えていた。
このときの新機能はいまさら何も言うことはないが、特筆すべきはレンズである。前球回転式ながらなかなかの写りをする。この後のデ−トマチックやデ−トルクスとはどうも違うレンズのような気がする。レンズ構成枚数は同じなのだが。

みのかんのキャノデ−トE

わりと最近手に入れたカメラである。例によってヤフオク。この頃は毎日のようにヤフオクをチェックしていた。持っていないのが安く落札できそうな場合に入札する。たしか3〜4千円。
これといった思い入れはないのだが、写りの良さにびっくりした。レンズに惚れて使うカメラである。もちろんデ−ト機能は使わない、というか使った事もない。今となってはこれはむしろ邪魔である。日付けを入れなければいけない時は、他のカメラを使う。
以前何かの雑誌で立木義浩氏がこのカメラを使い込んでいるというのを読んだ事がある。その記事の中で、記念写真が写真の本質だよと書いてあり、自分の持論と一緒だったので、とてもうれしく思った。記事と一緒に掲載されていたぼろぼろのブラックキャノデ−トEは、なかなかかっこよかった。